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ガマ


以下の写真はクリックすると1600×1066ピクセルで表示します
くし刺しのソーセージのように立っている(写真参照)のですぐわかります。
秋になると葉も茶色になり、穂の部分の茶色と同化して写真では見分けがつきにくいのですが、夏の時期、はっきりとわかります。

撮影地:都立水元公園、2008.7.13撮影、カメラ:CanonEOS30D



科属:ガマ科ガマ属
学名:Typha latifolia
和名:ガマ
別名:ミスグサ(御簾草)

ガマ(蒲、香蒲、学名:Typha latifolia)は、ガマ科ガマ属の多年草である。

池や沼などの水辺に生える。葉は高さ1~2mで、水中の泥の中に地下茎をのばす。夏に茎を伸ばし、円柱形の穂をつける。穂の下部は赤褐色で太く、雌花の集まりである。
穂の上半分は細く、雄花が集まり、開花時には黄色い葯が一面に出る。風媒花である。雄花も雌花も花びらなどはなく、ごく単純な構造になっている。雌花は結実後は、綿クズのような冠毛を持つ微小な果実になる。
この果実は風によって飛散し、水面に落ちると速やかに種子が実から放出されて水底に沈み、そこで発芽する。 また、強い衝撃によって、種が飛び散ることもある。

花粉は生薬としては「蒲黄」(ほおう)と呼ばれる。外用で傷薬となり、内服すると利尿作用、通経作用があるとされる。雌花の熟したものは綿状(毛の密生した棒様のブラシ状)になり、これを穂綿と呼ぶ。日本神話の因幡の白兎の説話では、毛をむしり取られた兎に対して大国主は蒲黄を体につけるように助言している。しかし、唱歌の「大黒さま」の中ではそれが「がまのほわた」となっており、両者は混同されていたことがわかる(もっとも、摘みたての「がまのほ」に触ると大量の黄色い花粉がつく)。

江戸時代、ガマの油売りと言って大道芸人が傷薬の軟膏を売り歩く商売が有った。このガマとは、元はガマガエル(ヒキガエルの別名)である。その口上が正しければ「鏡の前におくとタラリタラリと油を流す」ことから耳後腺および皮膚腺からの分泌物の「センソ」である。

他のガマ属の植物
ガマ属(Typha)の仲間にはガマ(学名 Typha latifolia)、ヒメガマ(学名T. domingensis)、コガマ(学名 T. orientalis)がある。これらは日本全土の池や沼に分布し、高さ1.5~2mの多年草で、花期は6月~8月、ガマが最も早く、次いでヒメガマ、コガマと続くとされる。ヒメガマは雌花序と雄花序が離れて花茎の軸が見えるが、連続すればガマとコガマと識別できる。さらに、ガマは雌花序は10~20cmの長さで、それより短かい6~10cmと短ければコガマとされる。



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